C級ゲームレビュー
「日本大相撲 挌闘編」
2010-12-13 月曜日
中古ゲーム屋さんってほぼ100%の確率でワゴンセールという名の投げ売りやってますよね。
コンセプトがおかしかったり、意味不明なゲームなど盛りだくさんです。
ということでこちらのコーナーではそういった日の目を見ることがなかった
いわゆるB級やらC級のゲームをレビュー・評価していきたいと思います。
それではご覧ください。
ちなみにテレビの画面をこっちに映す方法がよくわからないので画面を撮ってます。
さて、今回はこちら
日本の国技にして世界最強のスポーツ「SUMOU」でございます。
私も大好きでよくテレビで観戦をしたりするなど素晴らしいスポーツです。
そんなとてつもないスポーツがなんとゲームになってしまいました。
その名も「日本相撲協會公認 日本大相撲 挌闘編」 長いです。
基本情報としては、ハードはPS2。発売は2001年。PS2の登場初期ですね。
発売は大手のKONAMI。購入金額は380円でした。
パッケージからいろいろとすごそうな臭いが漂ってきますがレビューしていきましょう。
まずオープニングムービーがおかしいです。「努力」とか「寄り切り」とかたくさん文字が流れて
その裏では、力士や行司のCGが動き回って(闘っている?)います。
正直、このゲームのなかで一番笑える仕上がりとなっています。
さらにこの画面では「世界最強の格闘技」と流れておりその凄まじさが分かります。
このタイトルではしっかりと実際の写真が使われており、けっこう面白そうに感じます。
しかし、現実は甘くないのであった…
タイトルからメニュー画面に入ると昔の力士などの絵が流れたりしてます。
モードも二人対戦やCOM戦、100人勝ち抜き戦、トーナメントなどがあり普通です。
ただ、「セーブ&ロード」はオートセーブロードなので実際必要ないです。
発売が2001年ということもあり収録力士は今で言うと一昔前の方々ばかりです。
朝青龍や琴光喜などもいますが白鵬などはいないのでリメイク版を出してほしいところ。
ちなみに、隠しキャラで千代の富士が出るらしいですが多分出すの無理です…
力士は番付によって強さが違います。最初は武蔵丸を使いましょう。押出し最強!
ということで琴光喜を使用してトーナメントを開始します。
よく分からないのですが予選とかあります。しかも十両力士も一緒です。これじゃ天皇杯です。
ちなみ、というかすごい重要な事ですがトーナメント中はセーブができません。
決勝前に念のためにセーブなんて甘っちょろいことはできません。だって相撲だもの。
中々に雰囲気が出ていてかっこいい取り組み前です。
観客はPS2初期作品なのでしょうがないですがかなりポリゴンが粗いです。
しかし、その代わり力士は結構似ています。
技がめっちゃ多いです。決まり手は基本的に82手ですが、(弱)とかあるのでそれ以上となっています。
さらに、組み方によってもコマンドが違ったりしています。
全部覚えられるという超人はいないと思いますが、力士にはそれぞれ得意技があり
それをかけていれば大抵勝てるのでそれは覚えおこう!ちなみに琴光喜は下手投げだ!
そんなことよりコマンドの入力の仕方が独特すぎます。△とかのボタンは一切使わないという
これまた最強の格闘技だからこそできる伝説を残しています。
終始下手投げを掛け続けてかなり楽に4回戦まで勝利し、決勝トーナメントです。
このトーナメントですがほとんど1回戦目が栃東です。
さらにいつもこの左の一番上という定位置となっています。
その後も勝ち進んで行き、準決勝で貴乃花と当たりました…
こうしてトーナメントは終了してしまいます。
そして、無情にも何も起こらず普通に最初のモード選択まで戻ります。
基本的に優勝しないと新しい力士が出てこないので厳しいですが、
優勝後に流れるエンディングも結構笑えますので必見です。
それでは戦いの仕方をレビューしていきます。
まず、このように上部に体力ゲージが現れます。
これは技をかけると減りますが、相手が格上だったり自分が苦手な技だと大きく減ります。
逆の場合は全然減らずに相手が減っていくので何回も掛け続ければ勝てます。
そのせいか、1試合が1分以上になることも多く全くリアルではありません。
その横にはバランスゲージをいうのがありますがこれはいまいち意味不明なので省略。
このように手が光っているのは「しっかりと掴めている」というのを意味します。
腕が光らないとしっかりと技が掛けられないので注意しましょう。
私もトーナメントでそのせいで下手投げが出せず負けてしまいました。
また、デジカメで撮影することによって「世界最強の国技 SUMOU」が見られます。
↓参考映像(1:17あたり)
ということで、最終評価をしたいと思います。
評価は5つ「面白さ」「操作性」「画質」「コストパフォーマンス」「おすすめ度」で、
すべて10段階評価とします。最後には総評、売れなかった理由の考察などを書きます。
RCSこじま評価(10段階):
面白さ:★★★★★
ネタとしてはかなり面白いが、ゲームとしては残念!
操作性:★★
全部の技を覚えるなんて無理。慣れるまでかなり時間がかかる。
画質:★★★
PS2初期だからしょうがない。力士は似てます。
コストパフォーマンス:★★★
ネタとして永遠に生き続けるでしょう。
おすすめ度:★★
楽しめる条件として、辛抱強いことと相撲が大好きなことが絶対です。
総評:★★★
380円あったら鬼武者の1、2を買った方が絶対にお得。
なぜ売れなかったのか、ワゴンセールになったのか考えてみましょう。
まず、一番最初に「相撲」というスポーツのゲームだったからでしょう。
サッカーや野球なら買う人は一定数いますが、相撲は絶望的です。
それともう一つ、やはり古い作品だということ。
収録力士も古いし、何より続編が出ていないのが辛いです。
やっぱりこの2つの要因が大きいんじゃないでしょうか。かわいそうです。
そういえば、このゲームですがこれは「格闘編」ですがなんと「激闘本場所編」というのも
あるということをAmazonで発見しました。
とりあえず、どっちもサブタイトルがいろんな意味でとてつもないですよね。
私がこれを買った場所では格闘編しかなかったのですが、
本場所編をどこかで見つけたら買ってみたいと思います。
それでは、よろしくお願いします。
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