陸上自衛隊広報センターに行ってきた
2010-5-16 日曜日
日夜私たちの国、そして生活を守り続けてくださっており、
イラク復興支援やハイチ大地震、阪神大震災などにも派遣されたり
国際的にも活躍している「自衛隊」。
今回はそんな自衛隊の陸海空のうち「陸」の「陸上自衛隊」の
展示館(?)のようになっている「陸上自衛隊広報センター」にお邪魔しました。
(事務の方から館内撮影許可いただきました。でも多分、本当は自由に撮影して大丈夫だと思います。)
駐車場では迷彩服を着た自衛官の方が交通整理をしていました。
最寄りの和光市駅(東武東上線・副都心線・有楽町線)から歩くこと約20分。
装甲車両が見え、少し歩くと朝霞駐屯地(東部方面総監部設置)の朝霞門が見えてきます。
そして、その門のすぐ後ろに建っているのがこの「広報センター」です。
日曜日ということもあり、駐車場にはたくさんの車が止まっていました。
ちなみに、右に止めてある装甲車は展示品なので安心してください。
この装甲車も前から後ろから自由に見学できます(中には入れません)。
綺麗に磨かれていて自衛隊の方々の堅実さがうかがえる。
館内に入ると一番最初に目に入るのがこのプレート。
「守りたい人がいる」と書かれためちゃくちゃかっこいいものである。
自衛隊の方々には色々と守っていただいた方も多いのではないでしょうか。
ちなみに入場料などは無料となっています。
なぜか本来の順序とは逆に2階から行ってしまいました。
そしてこれが広報センターの誇る屋内展示室!
ヘリコプターや戦車、その奥にはロッククライミングのできそうな岩肌まで設置されています。
そしていたる所に植物などに擬装するためのシート(?)が付いてました。
ここはあまり人気がないようですが、自衛官の方が優しく教えてくださいます。
2階にはこの地球儀のようなものが置いてあったりしました。
さらにこの奥にはオリンピック時や災害時などの功績を称えた絵が飾ってあったり
自衛隊50年の歴史として年表が飾ってあったりしましたが、
ここはみなさんあまり気づかないようであまり人がいなくゆっくり見て回れました。
90式戦車。意外とかわいい顔(?)してますよね。
戦車の操縦席。随分と視野が狭かったです。
先ほどの岩肌の部分には90式戦車やサマーワ宿営地の展示、戦車の操縦席レプリカなど
「戦車」をメインにおいた展示がされていました。
ちなみに、戦車の右には小さい階段があり上って戦車の屋根の上などを見れます。
軍用ヘリのAH-1S コブラ。TOW対戦車ミサイル装備です。
展示室中央にはAH-1S コブラ(以下:コブラ)が展示されており、
広報センターの一番の見所となっている(と思います)。
戦車と同じように階段があって上って操縦席の中を見れます。
さらに機体を触ることもできます。こんな機会滅多にないですよね。
フライトシュミレータ。機械も迷彩柄で雰囲気が出ていました。
フライトシュミレータは大人気で長蛇の列ができていました。
約40分待ちだったそうです。すごい。
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ミニミなどの軽機関銃、車載機関銃、アサルトライフルや地対空誘導弾など。
さらにその先には歩兵部隊の装備が飾ってありました。
久しぶりに実銃というのを見ましたが、とても興奮しました。
さすがに触ることはできませんが、実物を見れるなんてすごいですよね。
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左の人が困っているように見えますね。
そしてこれは皆さんも見覚えのある迷彩服。
左側が「空挺服装」で右が「戦闘服装」となっています。
そしてこの装備ですが、なんと実際に装着することができます!
イラク派遣時の新装備と通常装備、空挺装備があります。
おじいさんが持ち上げようとして苦しんでいますが、実際にとてつもなく重いです。
ちなみにこちらは「イラク派遣時新装備」そして左の小物はヘルメット、航空・戦車靴です。
これらは全て自由に試着することができます。
ということで、せっかくなので自衛官の方に着方などを教わり着させていただくことにしました。
あと、写真撮影もして頂きました。ありがとうございました。
チョッキとリュックを背負わせていただきました。
笑顔で映っていますが、実際はとんでもなくとんでもなく重いです。
着るのにも精一杯、リュックを背負うにも精一杯で
自衛官さんの助けがなければこんなの一人で着れません(笑)
脱ぐのも大変で、脱いだあとあまりの重さに肩が痺れてしまいました。
こんな重いもの、さらに銃などを持ってあんな軽快に動けるなんて
自衛隊の方々は本当に凄いです。私じゃ絶対に不可能です。
最近何かと流行の3Dシアターがなんと広報センターにも!
偵察用オートバイと米軍1トン爆弾。左は陸上自衛隊の活動記録映像です。
1トン爆弾は周りの方々を見れば分かると思いますが、とても大きかったです。
もちろん不発弾処理をしているので大丈夫です。
ちなみにオートバイは本田技研製。跨ることもできます。子供達に人気でした。
記録映像では自衛隊の吹奏楽団が演奏していました。
最近103型プラズマモニターにしたようでとても綺麗でした。
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射撃シュミレータとクイズ(?)。一昔前っぽい匂いがします
擬装のネットがかかった場所にゲームみたいなものがあり、
片方には戦車、コブラの射撃シュミレータそしてもう1つには
自衛隊についてのテストやアンケートなどを備えた装置があります。
ここも親子にとても人気でした。
それでは、外に出てみましょう。
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この中には試作車も多く量産型と違う部分があるものもあります。
外の広場には戦車や装甲車、ベトナム戦争で活躍したUH-1汎用ヘリコプターなど
これらも普段ではお目にかかれないものがたくさん置いてあります。
ちなみに「87式自走高射機関砲」は「ガンタンク」という愛称で親しまれているようです(Wikipediaより)。
なんだこれ?
地下指揮所!階段を降りると自動的に電気がつきます。
あまり気づかれないのかほとんど人気がなかったこの地下ですが、
展示はなかなかおもしろく、皆さんも来る機会がありましたら
是非ここを覗いてみてください。少し気づきにくい場所にありますけど。
そして中に入ってまた少し見て回っていると、
迷彩服を来た一般の方が多いことに気づきました。
もしかしたら貸してもらえるのかと思い、写真撮影していただいた自衛官の方に
迷彩服を貸していただけるか聞いたところ、貸し出しをしているとのことなので
貸していただきました。
擬装ネットの前で!
90式戦車の前で!
また自衛官の方に写真の撮影をお願いし撮影していただきました。ありがとうございました。
私はみなさんご存知のようになかなかのメタボなのですが、
それでも余裕のあるサイズのものを貸していただきました。
色々なサイズがあり、なんと80センチからあるそうです。すごい!
世にも奇妙なプリクラコーナー
さらにここには「プリクラコーナー」があり、300円で撮影できます。
もちろんちゃんとしたゲームセンターのように超高性能というわけではありませんが、
せっかく来たので撮影することにしました。一人で。
迷彩服を着ているのに着ている意味がないです
多分、このプリクラを他人の鞄や携帯に貼ったら嫌がらせですよね。
美少年・美少女と180度違うこの気持ち悪い顔ですからね。
きっとその友達は二度と私と口をきかなくなると思います。
そういえば、おみやげを買ってきました。
(売店の撮影は店長さんにお聞きしたところ禁止ということでした)
いきなり畳があらわれた!
今回購入したのは「迷彩ボストンバック」「撃せんべい」「駐屯地限定カップヌードル・パン缶」です。
なんとこのボストンバック結構大きくてちゃんとした作りなんですか、なんと1000円でした。
前、テレビで紹介されていたメッセンジャーバッグはありませんでしたがこれで満足です。
普通の醤油味もありましたがこっちにしました。
Self-Defence Force つまり、「自衛隊」と書かれています。
これは隊員の方が食べているカップヌードルだそうです。
隊員の方って普段はどんなことしているんでしょうね。気になります。
今回も、いつものことなが施設の方にインタビューいたしました。
今回答えてくださったのは広報センターの事務の方です。
■人の役に立ちたかったからですね。
――どんな層の方がいらっしゃるのですか?
「幼いお子様から、ご高齢の方まで皆さん訪れますね」
――この広報センターの一番の見所・オススメってどこでしょうか
「そうですね…やっぱり本物の装備品とかを実際に触れて体感していただける
というところですね。」
――地下の指揮所もあるらしいですが、そちらもどうでしょうか
「そうですね。そちらも見所ですね。」
――なるほど。次にちょっとこの広報センターと関係ないんですが、
この自衛隊(事務)に入隊したキッカケって何でしょうか?
「地元に自衛隊の駐屯地がありまして、よくその訓練などを見ていて
自分も人の役に立つ仕事をしたい。と思ったのがキッカケですね。」
――やはり人の役に立つ仕事というのは素晴らしいですね。
あと、入隊してから思い出ってありますか?
「色んな人とこの広報センターを通して知り合え、
自分自身をスキルアップできたところですかね。
私にとっては毎日が思い出です。」
――では、最後にお聞きします。マイブームとか趣味ってありますか?
「…食べ歩きですかね。でもやはり、来館者とのふれあいが趣味になっていますね。(笑)」
――本日は本当にありがとうございました。
「ありがとうございました。」
やっぱり自衛隊の方々は体が引き締まっていて格好良かったです。
個人的に自衛隊というのは結構好きなので、取材でしたが行けてよかったです。
あと、様々な方々にインタビューをしてきて今回遂に「国」というところまで行ってしまったので
なんだかどこへでもインタビューできそうなそんな気がしました。
これからもこういった博物館的なのもそうですが、工場など
その他様々な場所に行けたらと思います。
最後に、自衛隊員の方々、広報センターの事務の方々ありがとうございました。
朝霞門近くにあったモニュメント。「未来」
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