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数取器募集企画3,4

  

更新日 2009-6-24 水曜日



ジャンル: ネタ レビュー
作者: シノハラ

 

●万歩計とは


投稿者:いまのんさん

コメント:

更に経費がかさんで良いのなら、


万歩計を付けつつ自分で1歩歩いたと思った度にカウントし誤差を調べる

なんてどうでしょ。

平地、階段、坂道、山などでやればかなり面白そうです。


万歩計をビニール袋に入れてスコップに取り付けて穴掘りモーションをカウントしたりするのも経費節約でイイ感じ。


泳ぐのは防水(万歩計、カウンター、そして撮影時のカメラ)の観点で難しそうですね。

最後は自分の手の甲に万歩計を張り付けて100回カウント。


数え終わった時、はたして万歩計の数値は…。


とかとか。

 

2009/04/07 19:09


リンクさせていただいてる「人講」 のいまのん様からコメントをいただきました。

更に経費がかさんで良いのなら、と、

心配してくださってますが、

あるんですよ。万歩計。

消費カロリーまで出る良い感じのを。

一体どういう経緯で手に入れたか覚えてない謎な品なんですが、

今回はこれを使って色々歩いてみたいと思います。

ただ、これで誤差が出たら

それって万歩計の意味がないんじゃないかとも思うんですが、

そこらへんはしょうがないのでしょう。

ということで、やっていきます。

 


●普通に歩く●

 

ジーパンのポケットに装着します。

まずは普通に100歩歩いて計測してみます。

一歩歩くごとに数取器でカウントし、100カウントで万歩計との誤差を調べてみます。

 

ただ淡々と。

しかし、誤差なんて出ないという不安も持っていました。

線路沿いの長い道を歩くこと2分。

早くも100カウントしたので万歩計の数値を確認してみます。

 

結果は

 

 

102歩!

実際の歩数との誤差は2歩でした。

2歩だけでしたけど、それじゃ万歩計って…

 

では今度は500歩歩いてみます。

100歩でプラス2歩だったので、単純計算すると10歩の誤差が出そうですが、

 

果たして結果は…

 

 

506歩!

んん、何というか、反応しづらいですが、

まあ何だ、こんな感じです。

どっちにしても誤差が出てしまいました。

私の歩き方が悪いのかもしれませんが、

どうなんでしょうか。

ということで、

いろいろな歩き方をしてみました。

 


●ゆっくり歩く〜SHINOBI〜●

万歩計は、歩いた時の腰の振動で数をカウントします。

ってことは腰を揺らさず、ゆっくり歩けば、

実際の歩数よりも少なくカウントされるんでしょうか。

万歩計の面目丸つぶれな気がしますが、

万歩計なら大丈夫でしょう。

健康のために毎日一万歩歩くウチの祖母は、歩き方がゆっくりなため、

実際よりも余計に歩いているのかもしれないと思いました。

なんだか心配なので調べてみます。

 

なんとなく忍者を意識しながら、忍び足で100歩歩いてみます。

ただ、本物の忍者って見たことないので似てないかも…

忍び足といっても、結構腰揺れるもんですね。

思ってるよりカウントされてる気がします。

 

さて結果は…

 

85歩!

やっぱし少ない。

実際の歩数との誤差は15歩でした。

 

一万歩歩くウチの祖母ですが、

単純計算でも1500歩余計に歩いていることになります。

この衝撃の真実を伝えるべく、

ちょっとば祖母に電話してみました。

ちなみに関西弁はほんとに関西弁です。

 

 

シノハラ「おばあちゃんって毎日一万歩歩いてるよね?

      でも万歩計って実際と誤差があって、

      多分おばあちゃん1500歩くらい余計に歩いてるよ!」

 

ばあちゃん「そうなん?

       1500も?でもええ事ちゃうの?

       何でも少ないより多い方がええに決まってるやろ?

       シワと物忘れ以外はな、あっはっは(笑)」

 

ごもっともですね。

まだまだ元気そうで何よりですね。

少ないより多いほうがいい。いい言葉です。

コジマ氏も

「100円で水が売ってて、片方は普通の容器で500mlで

片方は容器が柔らかくて持ちにくい750mlでも、

やっぱ750mlのほうを買うよ。」

と言っていました。

やっぱり多いほうがいいんですね。

小さいことは気にしないで生きましょう。

 

 


●走る〜HIKYAKU〜●

今度はさっきと逆に、走ってみます。

振動が激しいので、やはり多くカウントされるんでしょうか。

それとも、走るときは飛んでいるので

逆に少なくカウントされてしまうんでしょうか

これも100歩カウントで行います。

実験中の写真が少ないのは、みんな同じような画だからです。

なんだかすいません。

淡々と事は進んでいきます。

 

 

さて結果は、

 

 

 

106歩!

実際の歩数との誤差は6歩でした。

普通に歩いた時とそこまで変わりません。

意外と誤差は少なかったです。

普通歩行よりも一回の振動の強さが変わっただけで、振動数に変化はない、

ということでしょうか。適当な仮説ですが。


●階段(上り)●

 

場所を移して、マンションの階段で実験です。

今までのは全て平らなアスファルトの上での実験ですが、

100段階段を上ると、万歩計は正しく計測してくれるんでしょうか。

通行人がいないことを願いつつスタート。

 

 

結果は…

 

 

72歩!

あれ!?少ない!!

忍び足よりも少ないってどういうことですか。

腰の上下運動があまり成されていなかったということでしょうか。

それとも、2段飛ばししたせいでしょうか。

実際の歩数との誤差は28歩でした。

 

●階段(下り)●

 

さっき上った階段を下りてみます。

母親が言っていたんですが、

階段は上りの方がつらいと思うかもしれないけど、

実際には下りの方がカロリーを消費しやすいんだそうです。

コジマ氏に言ってみたところ、

「メタボは自分からなったんじゃなくて、

気づいたらなっていたから、

直すのはむずかしいかもしれない」

だそうです。

まぁ、自分からやったことならやめられますが、

知らない間にそうなったのならやめるのは不可能ですよね。

うーん。人間って難しいです。

さて、

実験で用いている万歩計は消費カロリーの算出の機能もあるので、

この噂も検証したいと思います

 

果たして結果は…

 

 

133歩!

実際の歩数との誤差は33歩でした。

ちなみに消費カロリーは4.0で、上りよりも高かったです。

だいぶ誤差が出ました。

母親が言ってたことも、あながち間違いではなかったようです。

ありがとう。母さん。

 


●手で振る●

 

万歩計を手で持って、上下に振ります。

一度振り下ろすごとに1カウント、

100カウントまで計測して誤差を検証します。

これだったら誤差は少ないんじゃないかと思います。

昔の公園でよく小さい四角いものを持った少年たちが、

腕をいっぱい振っていました。

それを思い出します。

 

ぶんぶんぶんぶんカチカチカチカチ…

結局最後まで淡々タタタンでしたが、これがラストです。

 

 

さて、結果は…

 

 

 

!!

ジャスト100!!

誤差なし!!

気持ちいいです。

予想もあたりました。

歩数数えてナンボのモノが、一番正確に測ったのは手の振りでした。

微妙な心境ですが、やっぱりジャストが出ると嬉しいですね。


●まとめ●

 

・平常歩行時(100歩間)…プラス2歩の誤差

・平常歩行時(500歩間)…プラス6歩の誤差

・忍び足時(100歩間)……マイナス15歩の誤差

・走行時(〃)……………プラス6歩の誤差

・階段上り(〃)…………マイナス28歩の誤差

・階段下り(〃)…………プラス33歩の誤差

・手振り(100振り間)……誤差なし

 

 

 

・(2+6−15+6−28+33+0)÷7=0.57142……

 平均してプラス0.5歩程度の誤差があるといえる。

 

・普通に歩くぶんには、誤差はほとんどないと言ってもいいのかもしれない。

・実は階段は上るより降りるほうがカロリーを消費する。

・シワと物忘れ以外は、少ないよりも多い方が良い。

・メタボは難しい。

 

こんな感じです。

企画案をくださったいまのん様、ありがとうございました。

またのご投稿おまちしております。

 





2つ目の企画です。


投稿者:メーガス三姉妹様

コメント:サッカーの試合での実況の興奮の回数

2009/04/07 00:11


 

 これ面白いと思ったんですが、
何だかんだで先延ばしになっていました。

 

っていうのは、興奮って"感情"じゃないですか。
感情って数えられるモノなのかと。

 

 それともう一つ、
サッカーの試合中、
実況さんは常に興奮状態なんじゃないかと思うんですよ。
しゃべりは冷静でも心は燃えてるぜ、みたいな。

 

そういう感情っていうのは本人にしか数えることはできないので、
他者の感情をどうやって数えられるのか。

 

 

 

考えた結果、
興奮に定義と単位をつけることにしました。

 

参考:新しい単位

 

固体には「個」をつけて数えられることができますが、
液体の個数は数えられません。
しかし、「?(リットル)」、「cc」、「杯」などの単位をつければ
数えることができます。

 

 

さて「実況の興奮」において
何を「1」とするかの定義ですが、

これは「ある人物の他者から見た興奮の回数」ですので、
他者目線で考えてみます。


多分メーガス三姉妹さんの言っている「興奮」っていうのは、
冷静に実況してきた人が突然

 

「ゴオオオオォォォォル!!!!!」

とか

 

「危なぁぁぁぁい!!!!」

 

って叫ぶみたいな、
稲川淳二ばりの「普通声→大声」の変化であると思います。

 

 この大声を、
ポケーっと試合観てる時に隣でやられたら
かなりビックリすると思います。


この「ビックリ」の回数が「実況の興奮」の回数と言い換えられるのではないでしょうか。

というワケで、

このビックリの単位(=実況の興奮回数)を,

「wow!」(ワォ!ビックリしたときの声)にちなんで

「1wow(1ワォ)」としたいと思います。

つまりは、サッカーの実況を聞いて、

「隣にいたらビックリするだろうな」と思ったらそれがwowです。

自分の感情だから数えられるんです。

 

前置きがだいぶ長くなりました。

すみません。

では、試合へと突入しましょう。


●世界で一人だけ●

2009年6月17日…

 

「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

2010FIFAワールドカップ アジア地区最終予選

オーストラリア × 日本

 

というわけで、この前のオーストラリア戦で調査してみます。

この試合、勝っても負けてもワールドカップ出場は変わらないんですが、

やっぱグループ1位になって、気持ちの良い最終戦にしたいところでした。

ドイツワールドカップの因縁もあったんですが、

残念ながら負けてしまいましたね。

 

日本中、オーストラリア中が観ていたであろう試合ですが、

結果より実況の興奮回数に注目していたのは世界でも僕だけだったんじゃないでしょうか。

 

ちなみにこの試合の実況は

進藤潤耶さんでした。

色んなスポーツの実況や、やべっちFCに出演してたりします。

 

●試合開始●

キックオフです。

そういえば子供の頃親父に、

「キックオフって、これから試合始めるのに何で”オフ”なの?」

と聞いたことがありました。

親父は

「ボールが止まっている状態をoffにする、つまりボールを動かして試合開始。」

と、それっぽい事を言われました。真偽は定かではありません。

 

かなりラフプレーが目立つ試合でした。

しかし実況、ファールが出たくらいでは叫びません。

冷静に物事を実況します。

 

以下、特に実況が興奮していた場面を抽出してお送りします。

 

●実況初興奮●

前半6分

豪MFケーヒルが攻め込み、楢崎がファインプレーの場面。

実況が、初めて僕の求めていた叫びをくれました。

以下↓

「一気に前線だ!

オフサイドも無あああーーーーい!!シュートォ!!!

楢崎が引いた!(?)

まだ零れ球ステリョフスキィィーーーっ!!

助かった日本ッ!」

ええ、ちょっとわかんないのが、

「楢崎が引いた」って所です。

楢崎がケーヒルのシュートをはじいた時の言葉です。

聞き間違いかもしれませんが、確かに「引いた」と言いました。

実況ってのは目の前で起きていることをすぐに言葉に変換しなくてはいけないので、

たまに脳が詰ってこういうバグが出るのでしょう。でもそう考えたら実況ってスゴイですね。

僕が実況したらバグだらけになると思います。

 

●セカンドインパクト●

色々あって、

wowもなかなか溜まってきました。

ちょいちょい大きい声になりますが、

さっきのようなデカイ興奮は少ない、と、思っていたら。

前半39分

日本先制点!

闘莉王のヘディングシュートが見事に決まりました。

スパァンと

綺麗に華麗に

オーストラリアの無失点記録を破りました。

「うっわ〜こりゃやられたわ〜」とぶっ倒れるキーパーのシュウォーツァー

 

そしてこの時の実況。

「闘ぅぅ莉王だーーー!!

 決めたァァーーー!!

 ワ ン チャンスをものにしたニッポン!!

 宣言通りに!一度のチャンスをものにしたのは闘莉王!!

 遂に、遂にオーストラリアの無失点記録を破りましたっっ!!」

大分興奮してますね。

かなり叫びました。

ここで前半終了。

途中経過は…

 

 

21wowです。

両者ゴール前での攻防が多かったので、

得点に関わってくれば興奮の頻度も多くなるのだと思います。

 

●日本失点〜闘莉王サンド〜●

 

後半開始。

ハーフタイム中、香取慎吾さんが「日本キてますよ!!」と超興奮してました。

しかし後半13分。

日本失点。

岡崎のファールからフリーキックを取られ、ケーヒルがお返しとばかりにヘディングシュート決めました。

阿部が闘莉王にケネディ(豪FW:名古屋)とケーヒル預けちゃってます。闘莉王は二人に挟まれちゃってます。

実況はフリーキックからの連鎖興奮です。

「厳しい厳しい長く続いた戦いの最終戦、

 90分見せ(魅せ?)続けることがああああーーーーーー

 闘莉王おおおああーー危ないっっ!!!

 …またもこの男に決められましたケーヒル!!

 勝利はここから!三年前との違いを見せるのはここからです!」

 

フリーキックで、球がゴールに向かうに連れ

実況さんの”これヤバいんじゃね?”メーターが急上昇です。

 

●逆襲豪州●

後半30分。

オーストラリア逆転

コーナーキックからまたまたケーヒルです。

まずは実況を聞いてみましょう。

 

「ニアにボールが来ましあーーーーっ

 ファールだッッ!!!


 ………また…またこの姿を見ることになるとは思いませんでした」

 

そう。ちょいとファールくさかったのです。

実況さん3秒くらい絶句しちゃってました。

日本のサッカー大好きなんでしょうね。

ぶつかってる?体を当ててる?のか?

解説員の堀池さんも

「完全に体を当ててますよ!!」と怒鳴ってました。

そういえば解説の人は「打てっ!」とか「あああ今だあ!!」とか、けっこう一観客としての感情が表に出てます。

 

●試合終了●

 

試合の結果は 1×2 で負けました。

実況の興奮回数の結果は…

 

 

37wow!!

実況さんはサッカー一試合で37回興奮してました。


 

●まとめ●

・サッカーの実況は一試合で37回程度興奮状態に陥る。

・ケーヒル大活躍。

・正直「wow」なんて単位必要なかった

 

そんなこんなで、だいぶ遅くなってしまいましたが、

募集企画を全部やり終えました。(諸事情により一つ中止となりましたが)

企画案を出してくださったみなさまに深く感謝いたします。

 

それでは、

これからもRCSをよろしくお願いいたします。

 

 

 


 


 
 



 

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