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数取器でいろいろ数えてみた

  

更新日 2009-5-12 火曜日



ジャンル: ネタ レビュー
作者: シノハラ コジマ




みなさんは数取器というものをご存知でしょうか。

よく、イベント会場などで人の入り数を計測するために用いられるものです。

そんな一般人にはほとんど縁のない商品ですが、

縁のない商品だからこそ何かできるのではと思い

今回、東急ハンズで購入してきました。

(100円ショップで買わなかったのは不安だったためです…)

気になる数取器はこちら。

970円ほどしましたが、軽いプラスチックを使っているらしいので我慢します。

さて、

その数取器を、何か企画に使ってみたい。ということで、

需要があるのかわからないでお馴染みの、RCSライターのブログ

「なんとかカルチャーストリート」にて数取器を使った企画案を募集した所、

4名の方がコメントをくださいました。

今回はその中の2つを採用して記事にしてみました。

             ↓

●駅の落とし穴


投稿者:キマリさん

コメント:大きな駅で改札に上手く通れずに引っかかる人数

2009/04/06 22:16


一番にコメントをくれた方です。

ほんとうにありがとうございます。

なんだかセンスがいいですね。

 ということで、

駅の自動改札機に引っかかる人の人数ですね。

後ろに人が並んでるときに引っかかったら、

流れが詰ってヒンシュクを買ってしまうあの現象です。

私も何度か体験したことがあります。

特に大きなターミナル駅の

朝夕のラッシュ時にこれが起きてしまうと、

その日一日がなんだかアンニュイな感じになってしまいます。

どうしてそうなってしまうのかというと、

やっぱりちゃんと押せてなかったり、

前にちゃんと押せてないまま通り過ぎてしまい

次に降りようとしたときに2回乗ったのに初降りという

意味不明な状態に陥ってしまうものです(難しいですね)

私は結構急いでいたりして、

ちゃんと押さないことがあるのでこれからは注意していきたいです。

 

さて、調査場所ですが

やはり大きな駅がいいかなということで、

都内の山手線西側の大きな三駅を調査してみました。

 

●池袋駅●

この日、最寄の駅から池袋まで行こうとして、

残額が70円しかないとは知らずに改札にSuicaをかざして、

企画の前に自分自身が改札に引っかかってしまいました。カチ。

 

そんなこんなで池袋。

駅前のラーメン屋さんはよくテレビで特集をやっています。

あと、例のストリートもあります。

ここもたくさんの鉄道会社が乗り入れています。

まず、山手線。JR埼京線。JR東北本線。

私鉄では、東武線。西武線。東京メトロ(3路線)。で、

計8路線です。多いですね。

ターミナルって感じです。

駅の中が少々複雑だったので、

どこがどの改札なのかイマイチ良くわかりません。

検証したのは多分「南改札」です。

ちなみに池袋駅のホームページはこちらです。

やっぱりこうやってみると大きい駅ですね。

 

 

実験の方法としては、

改札の前に1時間立ち、引っかかった人がいたらカチッとやる。

それだけです。

簡単ですが、

なんだか待ってる間暇な予感もしていましたが、

人間観察をしていればすぐに過ぎてしまうでしょう。

 

もうこの1時間がヒマでヒマで仕方ない。

特に書くことなんて無いんですよね。

結果が出てから話が進むネタなので。

そういえば、外人の方が引っかかって

なんだかオーマイガー!!みたいな

すごい形相をしていました。

ちょっとおもしろかったです。

 

マキシマムザホルモンを聴きながら1時間。

集計が出ました。

 

 

63人!!!

写真がぶれちゃってて申し訳ないんですが、

結構ビックリな結果です。

もっともっと少ないかと思ってました。

二桁行くか行かないかのレベルじゃないかと、数取器使わなくてもいけるかと、

思っていたらみなさん結構引っかかるようです。

便利になりましたけど、難しいですね。

 

引っかかってるのはおばあさんが多かったです。

次いでおじさんが多いようです。

急いでいることもあるのでしょうが、

急いでいる若者はあまり引っかかりませんでした。

もっと落ち着いて、世のお父さん方。

 

そういえば、切符の不具合よりもSuicaなど、

”かざしてピッてやるタイプ”の不具合が断然多かったです。

私のような人が結構いるんですね。

なんだか親近感が沸きました。

 

池袋駅ではなんだかいろいろ世間が見えた気がしました。

ということで、

次の駅行きます。

 

 

●新宿駅●

12月に小島さんと企画で行って以来の新宿です。

「どうしてブサイク2人でイルミネーションなんか見に行くんだよ…」

と、鬱な気分だったクリスマスももうかなり昔のように感じます。

逆に最近は少し暖かくなってきてなんだかうれしいです、

 

南口の改札で調査です。

って自動改札機多すぎ。

19機ありました。

すごいですね。さすが世界一といったところでしょうか。

改札もここだけではなく、

サザンテラス口 南口 ルミネ口 東南口 

中央東口 東口 西口 中央西口 小田急線連絡口 新南口

があります。すごいですね。

ちなみに今回測定したのは、

一番有名な西口です。

西口は、改札を出るとタイムズスクエアやNTT本社が見えたりする場所です。

あと、新宿に乗り入れている路線は、

JRでは、

山手線 埼京線 東北本線 中央線(2) で、

私鉄では、

京王線(2) 小田急線 西武線 東京メトロ(2) 都営地下鉄(2路線)で、

計13路線です。すごいの一言。

さすが、首都の都庁所在地ですね。

ここで西武線と東京メトロがまたいますね。

うーん。商売上手というか立地がすばらしい鉄道ですね。

新宿駅ホームページはこちら

 

ここでも1時間カチカチを続けます。

足が痛くなってきました。

でも、19個もあるといろんな人が見れて楽しいです。

ギターを担いでいる人もいたり、

髪の毛の色がすごい人もいたり、

とてつもなく身長の高い人がいたりと。

なんだか楽しいです。

 

1時間たったので、結果を見てみましょう。


124人!!

さすが世界一の平均乗降者数を誇る駅だけあって、

引っかかる人の量もそれなりに多いようです。

ただ、19機も改札機があったので、見落としていた人も何人かいたと思います。

もしかしたらもっと多いかもしれません。

なんだかすいません。

 

やっぱり人間観察に没頭すると、

計測がおろそかになるようです。

気をつけねば。

 

次の駅がラストです。

かなり疲れてきました。

ということで、

コンビニで疲れの味方のリゲインを買って飲みました。

なんだか力が出てきた気がします。

 

 

 

●渋谷駅●

若者の多いこの街では、

何人の方が改札に失敗するんでしょうか。

個人的な感想ですと、

平均年齢が若いので少ない気がします。

 

そして、渋谷駅に着きました

渋谷駅の改札ってどの出口も何か複雑な形でして、

どの改札を調べようか20分くらい迷ってしまったんですが、

一番人の多かったハチ公前改札にしました。

やっぱり1番聞き覚えがありますしね。

ちなみに、乗り入れてる路線は

JRでは、山手線。埼京線。東北線。

私鉄では、東急(2)。東京メトロ(3)。京王線。

計9路線です。

なんとか池袋を抜くことができました。やたー。

そういえば、新宿に引き続き京王線がいますね。

なんというか、さすがです。

 

構内ホームページを見ていただければ分かりますが

ハチ公前改札もまた変な形をしてまして、

改札機のブロックが3つに分かれているんですね。

とりあえず今回は、L字の2ブロック(図中の2、3)を調べてみました。

ちなみに渋谷駅のはこちら。

 

 

 

やっぱり若者が多いですね。

たまに思うんですけど、

休日にこういうところに来る人って、

渋谷近辺に住んでる人ばかりじゃないんですよね。

新潟とか山形とかから来てる人がいるんでしょうか、

そう考えるとなんだかいろんな人がいるシルクロードにいるような気になります。

 

人間観察をしつつ一時間後。

結果は…

 

84人!!!

ここもかなり多いです。

しかもこれは2ブロックだけでの調査なので、

もう一つの方の改札(図中1)の人数も含めると、新宿駅よりも多いかもしれない。

若者もせっかちなんでしょうか。

 

それともう一つ。

いままでの駅ではどの改札機も同じくらいの割合で引っかかっていたのに対し、

渋谷のハチ公前改札で一台だけ、飛びぬけてミスの多い改札機がありました。

それは図中?の、女子トイレ側から2番目の改札機。

ここだけやたら多かった気がします。

 

そんなこんなで、

もう足痛いんで、

勘弁してください。

 


★まとめ★

・池袋駅の改札ミス…一時間につき63人。

・新宿駅の改札ミス…一時間につき124人。

・渋谷駅の改札ミス…一時間につき84人くらい

 

[補足]

・思っているよりも失敗数が多かった。

・渋谷駅ハチ公前改札の、女子トイレ側から2番目の改札は失敗しやすい。

・渋谷駅の中複雑すぎです。

・数を数える作業は、実際10程度で飽きてしまう。

・人間観察は案外おもしろいです。

 

 

 企画案を下さったキマリ様、ありがとうございました。 

 他の企画案を出してくださった皆様のモノも、今後やっていくつもりです。

 気長に待っていてください。

 

ということで、

士気が下がらないうちにもう1つやってみます。

 

ということで、次のコメントを拝見してみましょう。

 

●万歩計とは


投稿者:いまのんさん

コメント:

更に経費がかさんで良いのなら、


万歩計を付けつつ自分で1歩歩いたと思った度にカウントし誤差を調べる

なんてどうでしょ。

平地、階段、坂道、山などでやればかなり面白そうです。


万歩計をビニール袋に入れてスコップに取り付けて穴掘りモーションをカウントしたりするのも経費節約でイイ感じ。


泳ぐのは防水(万歩計、カウンター、そして撮影時のカメラ)の観点で難しそうですね。

最後は自分の手の甲に万歩計を張り付けて100回カウント。


数え終わった時、はたして万歩計の数値は…。


とかとか。

 

2009/04/07 19:09


リンクさせていただいてる「人講」 のいまのん様からコメントをいただきました。

更に経費がかさんで良いのなら、と、

心配してくださってますが、

あるんですよ。万歩計。

消費カロリーまで出る良い感じのを。

一体どういう経緯で手に入れたか覚えてない謎な品なんですが、

今回はこれを使って色々歩いてみたいと思います。

ただ、これで誤差が出たら

それって万歩計の意味がないんじゃないかとも思うんですが、

そこらへんはしょうがないのでしょう。

ということで、やっていきます。

 


●普通に歩く●

 

ジーパンのポケットに装着します。

まずは普通に100歩歩いて計測してみます。

一歩歩くごとに数取器でカウントし、100カウントで万歩計との誤差を調べてみます。

 

ただ淡々と。

しかし、誤差なんて出ないという不安も持っていました。

線路沿いの長い道を歩くこと2分。

早くも100カウントしたので万歩計の数値を確認してみます。

 

結果は

 

 

102歩!

実際の歩数との誤差は2歩でした。

2歩だけでしたけど、それじゃ万歩計って…

 

では今度は500歩歩いてみます。

100歩でプラス2歩だったので、単純計算すると10歩の誤差が出そうですが、

 

果たして結果は…

 

 

506歩!

んん、何というか、反応しづらいですが、

まあ何だ、こんな感じです。

どっちにしても誤差が出てしまいました。

私の歩き方が悪いのかもしれませんが、

どうなんでしょうか。

ということで、

いろいろな歩き方をしてみました。

 


●ゆっくり歩く〜SHINOBI〜●

万歩計は、歩いた時の腰の振動で数をカウントします。

ってことは腰を揺らさず、ゆっくり歩けば、

実際の歩数よりも少なくカウントされるんでしょうか。

万歩計の面目丸つぶれな気がしますが、

万歩計なら大丈夫でしょう。

健康のために毎日一万歩歩くウチの祖母は、歩き方がゆっくりなため、

実際よりも余計に歩いているのかもしれないと思いました。

なんだか心配なので調べてみます。

 

なんとなく忍者を意識しながら、忍び足で100歩歩いてみます。

ただ、本物の忍者って見たことないので似てないかも…

忍び足といっても、結構腰揺れるもんですね。

思ってるよりカウントされてる気がします。

 

さて結果は…

 

85歩!

やっぱし少ない。

実際の歩数との誤差は15歩でした。

 

一万歩歩くウチの祖母ですが、

単純計算でも1500歩余計に歩いていることになります。

この衝撃の真実を伝えるべく、

ちょっとば祖母に電話してみました。

ちなみに関西弁はほんとに関西弁です。

 

 

シノハラ「おばあちゃんって毎日一万歩歩いてるよね?

      でも万歩計って実際と誤差があって、

      多分おばあちゃん1500歩くらい余計に歩いてるよ!」

 

ばあちゃん「そうなん?

       1500も?でもええ事ちゃうの?

       何でも少ないより多い方がええに決まってるやろ?

       シワと物忘れ以外はな、あっはっは(笑)」

 

ごもっともですね。

まだまだ元気そうで何よりですね。

少ないより多いほうがいい。いい言葉です。

コジマ氏も

「100円で水が売ってて、片方は普通の容器で500mlで

片方は容器が柔らかくて持ちにくい750mlでも、

やっぱ750mlのほうを買うよ。」

と言っていました。

やっぱり多いほうがいいんですね。

小さいことは気にしないで生きましょう。

 

 


●走る〜HIKYAKU〜●

今度はさっきと逆に、走ってみます。

振動が激しいので、やはり多くカウントされるんでしょうか。

それとも、走るときは飛んでいるので

逆に少なくカウントされてしまうんでしょうか

これも100歩カウントで行います。

実験中の写真が少ないのは、みんな同じような画だからです。

なんだかすいません。

淡々と事は進んでいきます。

 

 

さて結果は、

 

 

 

106歩!

実際の歩数との誤差は6歩でした。

普通に歩いた時とそこまで変わりません。

意外と誤差は少なかったです。

普通歩行よりも一回の振動の強さが変わっただけで、振動数に変化はない、

ということでしょうか。適当な仮説ですが。


●階段(上り)●

 

場所を移して、マンションの階段で実験です。

今までのは全て平らなアスファルトの上での実験ですが、

100段階段を上ると、万歩計は正しく計測してくれるんでしょうか。

通行人がいないことを願いつつスタート。

 

 

結果は…

 

 

72歩!

あれ!?少ない!!

忍び足よりも少ないってどういうことですか。

腰の上下運動があまり成されていなかったということでしょうか。

それとも、2段飛ばししたせいでしょうか。

実際の歩数との誤差は28歩でした。

 

●階段(下り)●

 

さっき上った階段を下りてみます。

母親が言っていたんですが、

階段は上りの方がつらいと思うかもしれないけど、

実際には下りの方がカロリーを消費しやすいんだそうです。

コジマ氏に言ってみたところ、

「メタボは自分からなったんじゃなくて、

気づいたらなっていたから、

直すのはむずかしいかもしれない」

だそうです。

まぁ、自分からやったことならやめられますが、

知らない間にそうなったのならやめるのは不可能ですよね。

うーん。人間って難しいです。

さて、

実験で用いている万歩計は消費カロリーの算出の機能もあるので、

この噂も検証したいと思います

 

果たして結果は…

 

 

133歩!

実際の歩数との誤差は33歩でした。

ちなみに消費カロリーは4.0で、上りよりも高かったです。

だいぶ誤差が出ました。

母親が言ってたことも、あながち間違いではなかったようです。

ありがとう。母さん。

 


●手で振る●

 

万歩計を手で持って、上下に振ります。

一度振り下ろすごとに1カウント、

100カウントまで計測して誤差を検証します。

これだったら誤差は少ないんじゃないかと思います。

昔の公園でよく小さい四角いものを持った少年たちが、

腕をいっぱい振っていました。

それを思い出します。

 

ぶんぶんぶんぶんカチカチカチカチ…

結局最後まで淡々タタタンでしたが、これがラストです。

 

 

さて、結果は…

 

 

 

!!

ジャスト100!!

誤差なし!!

気持ちいいです。

予想もあたりました。

歩数数えてナンボのモノが、一番正確に測ったのは手の振りでした。

微妙な心境ですが、やっぱりジャストが出ると嬉しいですね。


●まとめ●

 

・平常歩行時(100歩間)…プラス2歩の誤差

・平常歩行時(500歩間)…プラス6歩の誤差

・忍び足時(100歩間)……マイナス15歩の誤差

・走行時(〃)……………プラス6歩の誤差

・階段上り(〃)…………マイナス28歩の誤差

・階段下り(〃)…………プラス33歩の誤差

・手振り(100振り間)……誤差なし

 

 

 

・(2+6−15+6−28+33+0)÷7=0.57142……

 平均してプラス0.5歩程度の誤差があるといえる。

 

・普通に歩くぶんには、誤差はほとんどないと言ってもいいのかもしれない。

・実は階段は上るより降りるほうがカロリーを消費する。

・シワと物忘れ以外は、少ないよりも多い方が良い。

・メタボは難しい。

 

こんな感じです。

企画案をくださったいまのん様、ありがとうございました。

またのご投稿おまちしております。

 

ということで、ゆっくりしていってね!

 


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