GO!MY BIKE!! (改造編)
●前回までのあらすじ● ガソリン代の高騰により、車を使う行為が家計を圧迫する混沌の時代! その危機を救うのは自転車であり、これからは自転車ブームが来る と予想したシノハラ。しかし彼の自転車は、シルバーで汚い地味ーちゃん! 自転車がトレンドの一部になる日も近い。 早急に改造しなければ、周囲から隔離され、 じきに逮捕、処刑されてしまう!! しかし、いくら改造しても本体が汚きゃ意味がない。 そう考えたシノハラはまずチャリの清掃を始め、 四苦八苦しながらも自転車を磨ききったのであった!! おバカなあらすじは置いといて、ここから本編です。
さて、 自転車本体はしっかり洗ったことだし、 さっそく改造に入りたいとおもいます。 ただ、改造なんて偉そうに言ってるけど、 実際は色んな備品を取り付けるだけです。 改造しすぎて自転車じゃなくなってしまう可能性もありますから。 基本的なフォルムは変えません。 とはいっても、 実際やるとなるといい案が浮かびません。 今かなり金欠なので、 家の中にあるものだけで作りたいんですよ。 とりあえずどう組むかは置いといて、 使えそうなものを 半径1m以内でかき集めたところ、 ・テレビのリモコン ・アースノーマット ・キャンピング七つ道具(ナイフとかいろいろ折りたたんでるアレ) と、ワケわかんない材料ばっかなので、 もうなにも考えず作ってみました。 もちろん上以外の材料も合わせてです。 この世は成り行きに任せればなんとかなるんです。 ライフ イズ フィーリングです。 フィーリングというのは 見るんじゃあなくて観ることで 聞くんじゃあなく聴くことです。
もう何言ってるかワケ不明ですね。
正直作業工程は地味なので、写真にする必要ナシです。 カゴの前にアレをああして荷台にアレがついてアレはサドルに巻くんです。 もうめんどいんでドンと完成品見てください。
ドッギャ〜ン! 「おれはチャリをやめるぞ! ジョジョーーっ!! おれはチャリを超越するッ!」
装備説明 @カゴ前のドラゴン こいつは小6の修学旅行で行った日光で、 伝統芸能のふくべ細工体験で作った品。 元ネタは、ONEPIECE空島編でサトリが使ってた「玉ドラゴン」。
Aタイヤ横のコルク抜き 少し見えにくいか?? キャンピングの七つ道具の中からチョイス。 並走するチャリをパンクさせる悪魔の角である。 後でこいつがまさかの展開…
B右:はかり かっこよくスピードメーター付けたかったんだけど、 無いので似ているヤツを装備。 単位がkm/時だとしたら、 こいつは時速1000kmまで表せる。 アホだ
C左:リモコン これはリモコン。 どう繕ってもリモコン以外のなにものでもない。 利点としては、走りながらTVのチャンネルを変えられることくらいだ。
D荷台上の座布団 二ケツしてると段差で揺れたときケツが痛い。 しかしこの装備によりそのケツの痛みとも おさらばだ! これで安心して彼女とロマンチックな二人乗りができるぜ! まあ言ってもおれは 年齢=彼女イナイ歴だがなッ! (注※二人乗りは違反です!!)
Eアースノーマット はたしてコンセントなしの彼にできることがあるのだろうか? ぱっと見レーザーでも出そうだが(?)。 実際こいつは何もできない。
Fマフラー バイクにはついている。 自転車にはついてない。 自転車も英語だとバイクなのに! というわけでつけてみた。 実際はただの厚紙でできた筒です。異様に長い。 排ガスなんて微塵も出さず、騒音もたてません。
まあ間違いなく言えるのは、
確実にダサくなった ということでしょうね。 でもせっかく作ったんだし乗ってみます。
うううううううぅ〜〜ッ!! 顔注目。 なぜ俺がこんな硬い顔なのか? それはね、 後輪に座布団とノーマットのコンセントが絡まりかけて カンカンタフタフ音をたて、 いつ後輪が止められるともしれぬ恐怖に 必死で耐えているからさ。 このチャリはダサい上に安全面も際どいようだ…。 ちなみに、はかりとリモコンが消えてるのは、 取り付け方が悪かったのか、 落ちて割れてしまったからさ★
問題はここからだ。 実はこの写真撮った10秒くらいあと。
パトカーに呼び止められました!!
おまわりさんが目を付けたのは、 びびりながら道路の真ん中を蛇行運転してた行為と、 もうひとつは タイヤ横のコルク抜き。 コルク抜きって言っても中にはナイフとか折りたたんであるんで、 「銃刀法違反か!?」 と、正直焦った。 まあ実際は規定以内の長さなんで 心配することは無かったんですけど。 「ネタサイトの企画です」という旨を伝えるとおまわりさん、鼻で笑った。 「ってかよく作りましたね」とか言ってくれた。 かごの部分を見て、「これまさか玉ドラゴン?」とかも言ってた。 ONEPIECE読んでるらしい。 今回はただの注意だけで済み、 おまわりさんはクールに去っていった。
あ〜焦った。
●結論● 自転車は改造しすぎるとダサくなり、通行人から変な目で見られる。 おまわりさんはやさしい。 アースノーマットはコンセントをつながないと意味がない。
「オレは「正しい」と思ったからやったんだ 後悔はない… こんな世界とはいえ オレは 自分の『信じられる道』を歩いていたい!」
終
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