図書室に爆弾がおちてきて
2008-12-10 水曜日
もうすぐ冬ですね!
冬の前は秋。秋というと
秋の夜長。読書の秋ともいわれるように
本メインの生活が送れます。
実際、秋から小説などを読み始めた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
学校には決まって図書館(室)というものがありました。
雨の日やテスト前になると
人が大勢集まり、
本を読んだり勉強したりしていました。
そんな図書館で中学生時代に味わった
なんともいえない思い出をひとつ。
あれは中学2年か3年のころ
雨の日、私はいつものように
友人5,6人となんともなしに
廊下を歩いていました。
やっぱり雨の日の昼休みって
何にもやること無くて
ぐだぐだしちゃうじゃないですか、
そのときってやっぱり廊下を歩きますよね。
当時の私たちといえば
面白いことやってるけどよくわかんない的な
ウェブサイトでいえばRCSのような感じでした。
何にもすることないと
何かしたくなりますね。
そこで、図書館に足が向きました。
当時、図書館にある某冒険小説が
密かに人気があり普段でも館内は人がけっこういました。
私たちは入館し
それぞれおもしろい(マニアックな)本を見つけようと必死になったり
面白い本を見つけてきては
みんなで読んだりしていました。
その中に図書館通っていうのがいまして。
こう言うわけですよ。
「カウンターのところにいつも
かなりすごそうな本があるよ」
まぁ、どうせ保健体育の本とかだろうって
思ってました。
中学生といえど
やっぱり性に興味を持ちますから
そこに目が行ってしまうのも当然でしょう。
そして、そいつが
その本をささっと持ってきました。
しょうがないやつだなぁ……
「こじ(小島)借りてきてよ(笑)」
おいおいおい!なんでだよ!
そりゃあいじられキャラであるけどもさ!
私の抵抗もなんのその
みんな期待の目を向けてきます。
ところで、どんな本なのかと思って見てみると
保健体育とか甘っちょろいものじゃありませんでした。
表紙に大きく
「オスとメスの性不思議」
と載っかってます
別に性について不思議とか思って無いし!
しかも題名メガトン級にでかく書きすぎだろ!
性不思議って何だよ!!
とかなんとか思ってました。
いつの間にかぼくは本を持って貸し出しカウンターへ向かっていました。
当時、カウンターでの貸し出し受付、
返却受付業務を担うのは
学校の生徒でした。
この業務はローテーションでやって
毎日違う人がそれをこなしている事は
素人の僕でもよく知っていました。
あれは同じクラスのAちゃん!?
私のクラスのAちゃん。
どこにでもいる女子でした。
私が、カウンターの近くで
躊躇していると
「本早く出して」というサインなのか
手を出してきました。
後ろを振り返ると友人達が
今にも笑い出しそうな顔で隠れながらこっちを見ています。
消えろ!20回消えろ!
って脳内で思ってましたけど、
いつの間にか吹っ切れてカウンターに本を出してました。
その子は多分、優しく業務をこなしていたと思います。
終始「はぁ!?」みたいな目をされて、
「ほんとに借りるの?」と言った挙句、
私がカウンターを去った後に
友達に「小島くん、変態じゃない?」
って言ってたたような気がしますけど
多分、気のせいですね。
…ああ、死にたい。
友達のところに戻ってくると
みんな大爆笑でした。
なんだか私も笑ってしまいました。
ほっとしたのでしょうか。
ほっとしたのもつかの間
私の脳内である単語がよぎります
返却
そう。返却時です。
返却時にまたここで返すのは
絶対いやです。
図書のスタッフに私のことが
「変態男」として知れ渡っていては尚更です。
私は、図書館を管理している先生のところへ行きました。
「変な本を
友達に借りろ借りろって言われて
借りちゃったんですけど
返すの恥ずかしいです。どうすればいいですか?」
って言ったら
「先生の机に置いといて」って言われました。
あっさりしすぎ。
というか、
先生に直接渡すとか
前代未聞過ぎますよね。ははっ…
その本は家にあったので次の日持って来ました。
そして、なんとか返却できました。
そういえば、次の日。
なんだか各クラスの女子からの目線が過去最高に冷たかったです。
対して、男子からは
ほんのり暖かい視線が来たりしたと思ってしまったのは、
寝不足だったからだと思います。うん!
…
中学校最大の思い出がこんなんだなんて
残酷すぎるよブルートゥース!
みなさんも
変なものを借りたときは
年上に相談してみてはいかがですか?
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